国産針葉樹を使用した家具の制作・販売



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デンマークのデザイナー アラン・シャーフ氏とのコラボレーション

更新日:2008年03月21日

2007年9月24日から10月2日まで、デンマーク人のデザイナー、アラン・シャーフ氏が新潟県上越市桑取谷を訪れ、ウッドワークの職人・猪俣一博氏と「この土地の椅子」のデザインを行いました。
この事業は、スカンジナビア政府観光局及びグリーンサンタ基金と、地域の植林針葉樹の家具づくりを行なっているウッドワークの協働として行われ、森林の重要性の啓発を大きな目的とし、日本の針葉樹での家具づくりの デザイン性の向上を目指したものです。

シャーフ氏はデンマークの銀職人(シルバースミス)であり、世界的に著名なデザイナーです。現在そのデザインは銀のみにとどまらず、さまざまな分 野に広がっています。シャーフ氏とウッドワーク両者の邂逅は、「日本のふつうの木」に、また新たな可能性を書き加えることになるでしょう。

◆Allan Scharffの椅子 1
シャーフ氏は、まず上越の木文化を見、言葉よりも指先の感覚で理解を深めました。
  
上越の木工技術・組子を見たシャーフ氏は、その形は日本の独自性ではなく世界と共通する普遍性であると語りました。
 

◆Allan Scharffの椅子 2
シャーフ氏は、上越市桑取谷の古民家を仕事場としました。野山を歩き、海辺を歩き、シャーフは「大切なこと」として、この椅子の物語を文章に書いています。
 

◆Allan Scharffの椅子 3
シャーフ氏と職人猪俣氏は、試作部品を前に、絵や、指の触覚、手振りや、表情で話をします。
  

◆Allan Scharffの椅子 4
試作された椅子は、そのデザインにイマジネーションをもたらした、それぞれの場所で写真に撮られていきます。
  

◆Allan Scharffの椅子 5
シャーフ氏の椅子は、この土地の森、川、山、海からかたちをもらいました。
波とうねりの座面、深い雪に曲がる木々の脚、遡上する鮭の組子、連なる山々の組子、そして村々を照らす満月の組子。それらのかたちが、この土地の杉と、この土地の職人の手で椅子になりました。
  

◎アラン・シャーフ Allan Scharff
デンマークのシルバーブランド「ジョージ・ジェンセン」のデザイナー。「シンプルさ」を核とする彼の洗練されたデザインは世界的評価も高く、数多くの芸術賞を受賞。
>> アラン・シャーフ氏公式サイト

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