国産針葉樹(間伐材)を使用した家具の制作・販売

ウッドワークのモノ造り

針葉樹の間伐材で家具作りする理由

◎ 森林問題の現状

200311_05世界では今も2秒に1ha(100m×100m)の森林が消滅しています。
世界の森林問題は、過剰伐採や不法伐採、焼畑など伐っても植えない問題です。
日本の植林は伐らず手入れもしない過密による荒廃という問題があります。
世界は伐り過ぎ、日本は伐らなさ過ぎが問題なのです。
日本の木材自給率は、18%。残りは輸入木材で82%です。
では日本に木が無いので輸入するのでしょうか。
実は日本は森も木も多く、たくさん余っています。
国土の約7割が森林です。そのうち約半分が植林です。
針葉樹は、成長が早く、まっすぐに伸びるため、まっすぐな材がとりやすく、
加工のしやすさから日本では、杉、桧などの針葉樹が多く植えられています。
しかし、外国材の価格が安いということで、輸入は増え続けています。
外国では伐り過ぎや、不法伐採が問題です。
その多くを買っているのは日本です。
そして日本の森は、あまり使われていません。
今このように様々な森林問題への取り組みが行われています。
街の上流の森が荒れると、山崩れや水害が起こって街にも被害が及びます。
ただ材料として使うだけが植林の価値ではありません。炭素の固定、保水、山肌の保全、レクレーションなど、たくさんの価値があります。
(日本の杉は、学名を「クリプトメリアジャポニカ」と言って、日本固有のものです。)

◎ 間伐材とは?

200311_03日本の杉林など、植林地の大部分は間伐や枝打ちなどの保育がなされていないのが現状です。人が植えたものは、本来、人が手を加えなければなりません。このまま手を入れなければ、人工林は過密になり、森が病んでしまいます。間伐は、生長に伴って混み過ぎた森林の立ち木を間引く(伐採)ことです。そうすると、森に光りが入り生き生きと育ち、さらなる生長に繋がります。間引いた材が間伐材です。

◎ 建具職人の誇り、思い

節が多い、色が悪い、だから「使えない」、と言われてきた間伐材・・・。
使えないではなく、使えるのに使おうともしない、生かす方法を知らなかっただけなのだと思います。視点を変えれば、優良材が6色としたら、間伐材は、24色で表現できます。
杉は、軽くて、加工がしやすく、硬さも、強さも中くらいで、色々なものに利用されてきました。また、白や赤のコントラストが非常に美しいです。
針葉樹を美しく仕上げる細かい細工技能を持つ職人だからこそ、
針葉樹の特徴と建具職の手業を生かすことができるのだと思います。
また、個性のある材料の持ち味をひとつひとつ確かめ、どこの部材に適し生かせるのか、選び抜いたものを丹精込めて丁寧に作り上げていきます。
例えば、同じ形の椅子を製作しても、それぞれ木目の模様が違うので、同じ木目模様の椅子はできません。世界にたったひとつの椅子になります。
職人が一同に集まり、団結してゆく姿は、未来の森育成に繋がるのだと思います。ウッドワークは、これからも森に還元される「森に還る家具」を作り続けてゆきます。

このページのTOPへ