国産針葉樹(間伐材)を使用した家具の制作・販売



ウッドワーク通信

発行:2003年10月15日

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1. ごあいさつ –事務局より–

 皆様、こんにちは。元気にお過ごしでしょうか?

もうすっかり、秋ですね。ススキが揺れ、秋の装いを感じます。事務所近くの砂浜を散歩していると・・・砂浜に船が流れ込んでいました。砂に埋もれている 船の中には、水がたまり、青空を映し出しています。不思議な情景です。さて!第6号のウッドワーク通信をお楽しみください。

2. 森から・・・製品になるまで <第3回>

森づくりの第3回目は「間伐」です。

日本の総面積は、38万k㎡のうち25万k㎡が森林であり、森林率は67%に及んでいます。日本の人工林は、約1000万haで昭和30 年~40年を中心に植林が行われました。人が植えた森では、適切な間伐を行なう必要があります。木が大きく育てば、森はいっそう混み、光りが入らなくなる と枯れ始めてしまいます。年輪幅が狭くなったり、年輪の不均一な木材となったり価値がどんどん下がってゆきます。間伐とは、成長に伴って、混み過ぎた森の 立木を一部抜き切ることです。しっかりした林をつくるために素性の悪い木や被害にかかった木、あるいは、健康な木でも2本、3本が接近している場合など、 十分使える木であっても直接に立木を取り除いてバラツキのない健全な森をつくることなどが、間伐の役目です。

間伐が遅れると・・・材質の悪い木が多くなり、自然災害を受けやすい林になってしまいます。森の中は暗く、下草も生えなくなるため、地表の肥えた土が流されて土がやせたり、流出表土が下流ダムを埋めるなど治山保全を図るうえでも問題となります。

間伐が遅れた林では・・・あばれ木や虫害木、雪国の新潟では、雪害木などが多くなってゆきます。雪害木とは、幹が細いと葉に積もった雪の重みを支えきれず、幹折れなどを起こした木のことです。

間伐作業には、実施する標準的な基準があります。植栽本数が1haで3000本として、間伐を3回行ないます。
・1回目の時期は、12~17年です。間伐本数は、400~600本、間伐率は、15~20%が目安です。
・2回目の時期は、18~23年です。間伐本数は、500~700本、間伐率は、20~30%です。
・3回目の時期は、24~30年です。間伐本数は、300~500本、間伐率は同じく20~30%と考えます。
そのなかで残った木が主伐としての対象となります。

さて、最近では、各地域で間伐が行なわれるようになってきてはいるものの、間伐が思うように進まないのが現実です。どうして間伐が進まないのでしょうか?

製材用の杉中丸太の価格は、30数年以上前と同じ価格なのです。木材の共通市場の価格より、山利用間伐費が高い・・・ということは、赤字になってしまい、伐らないという悪循環を繰り返す結果になってしまいます。(下図参照)

今、ウッドワーク製品に使用されている産地認証スギは、どこの場所から間伐されたのでしょうか。伐採をして頂いた、「ぬながわ森林組合の伊藤さん」に尋ねました。

■ 場所はどこですか?・・・能生町大字百川というところで海に近い森ですね。
■ 伐採された木は、何年生のものですか?・・・37年生です。
■ 今回伐採して頂いた面積はどのくらいなのでしょうか?・・・・1.48ヘクタールです。
■ 何年くらい放置されていたのでしょうか?・・・10年です。まったく手を入れていなかったので、森は荒廃し、暗闇でしたね。でも、間伐をしたお陰で森に光りが差し、今は生き生きとして見えます。

森を抜けると・・・わぉ!!海が見える~! 伐った杉の切りかぶです。

3. NEW !!! NPO法人木と遊ぶ研究所ニュース!

木と遊ぶ研究所では、さまざまな活動が行なわれていますが、その中の一部として今回、「雑木市場」をご紹介します。

■ 雑木市場とは、何だろう??
道路を造るといった土木工事の際に、立ち木はことごとく「支障木」という産業廃棄物として扱われてしまいます。どんなに木材としての価値があっても、そ のことは問題にされません。支障木を無駄に廃棄しないために考え出されたのが、「雑木市場」です。月1~2回行なわれ、商業目的でない限り、ほしい人が自 由に材を買うことができます。市民の皆さんが気軽に買える場所です。板材、丸太、根っこなど多様です。

■ 資材置き場 ~現在作成中~
雑木市場に自然乾燥板材置き場を作ることとなりました。海辺に建てるので、海風に絶えられるよう工夫が必要です。NPO法人木と遊ぶ研究所の皆さんのボランティアで建てられます。
現在、基礎コンクリート打ちが終わり、建てる作業に移ります。オープンに向け!皆気合いが入っている様子です。オープンは11月2日の予定だそうです。

4. 最新情報だよ!

前回に引き続き・・・新潟県柿崎町のTさんのお宅にウッドワーク製品置き家具が納められました。部屋いっぱいに木の香りが広がっています。

Ⅰ.食堂テーブル&ベンチ&三角チェア

■ テーブル W1600 D900 H700
145,000円
■ ベンチ W1800 D430 H430
45,000円
■ スツール 330φ H430
12,000円
ダイニングテーブルとベンチの天板は、耳付きです。耳付きとは、木の皮を剥いでその表面の風情をそのまま残したものです。脚は同じ型でお揃いとしての組み合わせになります。

■ チェア W370 D420 SH430 H770
40,000円
小さなスペースにも置ける、使いやすいチェアです。見た目とは違い、お尻にフィットする感触が安らぎを与えてくれます。

Ⅱ.和室座卓(花器台付き)

■ 座卓
W2000 D800 H330
180,000円
根曲がり材を2枚で幅ハギ集成をした天板です。花を生けられるように、花器を入れる台を付け、天板の隙間から、自然に花が咲いているかのように見えます。

Ⅲ.茶器収納キャビネット

■ キャビネット
W730 D400 H330
56,000円
左側に空いているスペースには、ポットを置き、小物を収納する引出しも付いています。楽に移動ができるようキャスター付きです。
天板は耳付き天板です。

■ ご夫婦一緒に座卓テーブルにて

一杯お酒を飲むのに最高だぁーと笑みを浮かべておっしゃっていました。ついつい無意識に撫でている様子です。これから、だんだんといい色味が深まることでしょう。

5. 終わりに・・・今月のひと言

最後まで読んで頂きましてありがとうございます!今回は発行が遅れてしまいましてすみませんでした!(泣)次回もまた、皆様にたのしんでご愛読いただけるようこれからも頑張ります!

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