国産針葉樹(間伐材)を使用した家具の制作・販売



ウッドワーク通信

発行:2004年06月18日

□■□■□■□■□協同組合ウッドワーク メールマガジン■□■□■□■□
<< 第13号 >>

1. ごあいさつ –事務局より–

 こんにちは。ウッドワーク事務局の室橋由佳里です。

夏に向けて、ますます暑く、山は濃い緑が生茂り、風情あふれる季節感が漂っています。中山間地域桑取谷の森を散策してみると、一面、薄紫のすみれが咲い ていました。まさに、すみれじゅうたんです!!すみれを踏みつけないように、そうっと、歩いてしまいます。かわいらしい容姿のすみれは、人の心を癒し、和 ませる力を持っているようです。

さて!第13号のウッドワーク通信をお楽しみください。

2. 森から・・・製品になるまで <第8回>

森づくりの第8回目は、「家具づくり③」です。

<< 集成材作り >>
今回は、脚部と肘部材の墨だし、パーツ加工です。特別な機械を購入したわけでもなく、建具職人として使っていた色々な機械を目的に応じて、うまく使い分けています。

①脚部材やヌキ部材の長さを定めるため、電動のこぎりで切り揃えます。 ②切り揃えた部材の長さを再度、チェックします。
③アームチェア(OW-C02)を製作するため必要なパーツがこの一式です。 ④「勝手墨」と言い、正確な長さを測り、しるしを付けます。
⑤同じように脚部材にも勝手墨を付けます。 ⑥角のみで、脚部材にヌキを差し込むための穴を彫ります。
⑦ヌキ、ホゾ加工をします。 ⑧ヌキに対しての墨だしと穴彫りをします。
⑨肘掛のアーム部材を加工するため、墨だしをします。 ⑩二枚の板を斜めに合わせて、製作します。
⑪バンドソーで、アーム部材を加工します。
⑫カンナでならします。湾曲した部分の仕上げも、手技で仕上げます。滑らかな手触りにするためには、丁寧な仕上がりが求められます。内側は、南京ガンナで削ります。 「南京ガンナ」といい、左側写真のような仕上げをするときに使います。カーブをえがくようなラインに適しています。
⑬アーム部材の外側をカンナで手の感触を確かめながら削ってゆきます。 刃の出し方の微調整をしながら、木の繊維に沿って削ってゆきます。一般的なこのカンナは、家具でも使用することが多いです。
⑮このような穴が2ヶ所出来あがります。 ⑭キリで墨付けをし、肘掛を支える棒の穴加工をします。
⑯トリマーで淵を丸く加工します。

肘のパーツだけでも、いくつもの工程があります。細かいところまで、目配りをしている様子が分かりますね。肘の加工は、このあとも続きます。次回をお楽しみに!!

3. 最新情報だよ!

雪国独特の自然の造形を利用して、家具作りを始めました。

<< 越後の豪雪が育む天然曲がりの杉家具 >>

■越後天然曲がり杉とは・・・
長い風雪と深く重い雪に耐えた根曲がり杉と呼ばれるものです。風雪はつんだ年輪を作り出し、重く深い雪は、天然の曲がりを作り出します。
深い雪によって作られた雪国独特の自然の造形です。木目は自然に曲がり、その美しい曲線は、ひとつひとつ個性の違う自然の美として、世界にひとつしかない自分だけの素材になります。
天然の曲がりを利用して、さまざまな曲がりのテーブルが作れます。

<< 越後天然曲がり杉プランスケッチ >>

座卓
(長さ2000以内 巾700~800 高さ300)
座卓の天板の下には、花器を置く台が付いており、天然曲がりの隙間から、草花が伸びているように見えます。

ダイニングテーブル
(長さ2000以内 巾700~800 高さ700)
天然曲がり杉天板のダイニングテーブルです。自然な曲線が心地よさを与え、食卓を囲む時間がいっそう豊かな気持ちにさせてくれるでしょう。

ライティングデスク
(長さ2000以内 巾400 高さ700)
天板が曲線をえがくと、木目も同じように曲線をえがいてゆきます。木目のつんだ模様が根曲がりの刻み込まれてきた時間を感じさせます。
天然曲がり杉を片面だけ用いればデスクやカウンターにもなります。
<< 越後天然曲がり杉作品事例 >>
天然曲がり杉使用の和室座卓です。 花を生けられるように、花器を置ける台が付いています。天板の隙間から自然に花が咲いているかのように見えますね!

オーダー(例)座卓
■ 寸法:長さ2000㎜ 巾800㎜ 高さ300㎜ 天板厚み40㎜
■ 塗装:植物性オイル仕上げ
■ 価格:180,000円(参考価格)
※ 寸法によって異なりますが、180,000~280,000円で製作可能です。すべてオーダーメイドで承ります。デザインのご相談もお受けします。

自然の造形をそのまま、封じ込めた家具は、私たちに安らぎを与え、心地よい空間に納まります。植物性オイルを丁寧に磨き上げ、年月が経てば、愛着のある自分色に染まり、いい艶が出てきます。

4. 終わりに・・・今月の一言

ご愛読いただきましてありがとうございます。夏に向けてだんだんと暑くなってきていますが、皆さんお元気ですか?

さてさて、今年も事務所の横の花壇で、野菜を育て始めています。昨年のように、たくさん実って、おいしく育つのを心待ちにしています。育ててい る種類は・・・ナス、ブルーベリー、グミ、です!!今回は、新しく果物類に挑戦です。うまく育つかどうかは、私たちの愛情次第なのかな?

最近、事務所内行事で、田んぼを始めました。
NPO法人かみえちご山里ファン倶楽部が企画している、棚田の維持と景観を創出するという目的から始めた「棚田オーナー」に参加をしているものです。私 たちが、利用する田んぼは、中山間地域の中ノ俣というところです。なんとも素晴らしい景観で、見渡す限り、棚田と森なのです。一回目は、三本鍬で、田打ち をし、無農薬の稲を育てるため、牛糞等の肥料を蒔きました。棚田は、歩くスペースが狭いので、歩きずらかったです。見事!私は、田んぼに落ち・・・泥だら けになって作業をしていました。二回目は、いよいよ田植えです。手で植える作業は、小学校以来の事でした。自分たちで植えたことによって、ますます秋の収 穫が楽しみです。

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