国産針葉樹を使用した家具の制作・販売



ウッドワーク通信

発行:2013年05月24日

□■□■□■□■□協同組合ウッドワーク メールマガジン■□■□■□■□
<< 第44号 >>

1. ごあいさつ –事務局より–

こんにちは。協同組合ウッドワークの加藤です。

5月は、1年のなかで一番気持ちよく過ごせる季節ではないでしょうか。
風が爽やかで、ちょうどよい気候ですね。
鳥のさえずりや新緑の中でのごはんは不思議と美味しく感じます。
みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。

それでは、ウッドワーク通信をご覧ください。

2. 木のはなし(3) 節について

木の特徴のひとつである「節」についてお話をします。

節は枝が幹のなかに巻き込まれた部分です。
節は枝につながり、枝には葉がついて、その葉によって光合成が行われます。
光合成によって樹木は生長するので、樹木が生きていくためには節は必ずなくてはならないものであるといえます。

節には、「生節(いきぶし)」と「抜節(ぬけぶし)」あるいは「死節(しにぶし)」と呼ばれるものがあります。
生節とは、枝が生きているうちに枝打ちを行うと、板や柱などに製材したときに、赤い節となって現れます。枝が枯れていない状態で、木材の中に包み込まれた跡です。
抜節(死節)は、枝打ちをせずに枯枝として放置しておくと、製材したときに黒い節になり、欠けたりすっぽり孔があいてしまいます。枝が枯れて木材の中に包み込まれた跡です。

ウッドワークの杉材にも抜節の材が出ますが、抜節を削り、貫通しない程度に穴を空けます。主に杉材を埋め木する場合、職人自らが山へ行き杉の小枝を拾ってきます。小枝を鉛筆削りのように先を尖らせ、空けた穴にボンドを塗ります。小枝を差込み、板と平らになるようにのこぎりで切り落とします。

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これで、抜けていた節が新しく生まれ変わります。抜節があることで、捨てられていた材も、この方法により十分に使えます。抜節があるからといって、決して悪い材ではないのです。

節にも様々な形や色味があり、木目と同じように個性豊かです。
全く節がない「無節」を好まれる傾向がありますが、節があることでその木の生きた証が現れ、ひとつとして同じものがない「自然の証拠」といえると思います。

3. 納品事例のご紹介

杉材使用の踏み台を納品しましたので、ご紹介します。(上越市K様邸)

P1010621②シンプルなデザインの踏み台、これを使うのはもうすぐ2歳になる女の子です!
食卓用の椅子代わりに使う目的と、洗面台に届くよう踏み台として使いたいというご要望でした。
ほかにも、テーブル代わりに積み木などのおもちゃを置いて楽しんでいる様子もみられ、嬉しいことにお子様に気に入ってもらえているとのことです。

踏み台は、くぎを一本も使わずホゾで組みあがっており、非常に丈夫でしっかりとした造りになっています。
また、杉のやさしい質感により心地よく使えます。

◎サイズ:幅 40cm/奥行 35cm/高さ 20cm

お客様より感想をいただきました。

「もうすぐ2歳になる娘の椅子(踏み台)を注文させていただきました。
椅子・踏み台としてはもちろん、時にはおもちゃを載せてテーブル代わりに、楽しく使わせていただいています。
娘もすっかりお気に入りで、親が座ろうとすると「ダメ!」と言って降ろされます。(笑)
やっぱり、木の家具は良いですね、部屋中に木の香りが広がって、とても清々しい気持ちになりました。
サイズをこちらで指定させていただいたり少々ご面倒なお願いをしましたが、丁寧な対応と素晴らしい仕事で大満足です。
有難うございました!」

感想を寄せていただきまして有難うございます。

▼納品事例
https://woodwork.or.jp/post_works/house_20130522/

▼お客様の声
https://woodwork.or.jp/message/

4. 事務局より 今月のひとこと

ご愛読いただきましてありがとうございます。

5月もあっという間に中旬を過ぎましたね。
我が家の畑では、冬を越した冬菜がやっと収穫を迎え、毎日のように食べています。小まめに摘まないと堅くなり、あっという間に大きく成長してしまいます。
昨年は、花が咲きはじめて食べる時期を過ぎてしまう始末でした。(悲)今年はまめに摘んでいるので、今のところ順調です。採れたてを茹でて鰹節とお醤油でいただくのが一番好きです。
これから夏野菜収穫に向け、きゅうり、なす、トマトを育てていこうと意気込んでいます!(笑)

では、また次回のウッドワーク通信でお会いしましょう。

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